マセラティスパイダーザガート(型式:E-MS)の詳細説明
スパイダーザガートには、製造年代により以下の様な細かい仕様違いがあります。しかし、型式はすべて同じです。また前述したように製造年と国内の年式は 必ずしも一致していないので注意を要します。尚、下記の分類は当社の経験則に基づくものであり、まだ細かいことを言えばキリがないのですが、本ページの趣旨に沿って、 見た目でわかる違いを中心にまとめてあります。又、まだまだ不備はあるかもわかりませんが、責任は持てません(笑)。これはおかしいんじゃないかといったご指摘はメールにてお願い致します。 真面目なご意見は調査の上、本ページ更新時の参考にさせて頂きます。宜しくお願い申し上げます。
初期型固有の特徴:ビトルボ時代の平板なウッドパネルがなぜか付いている。
:エアコンコンデンサーの容量不足を補うサブコンデンサーを装備。
(フロントバンパー裏を覗くとすぐに判別できます)
:ステアリングがビトルボ以来の紫茶色としか表現のしようのない色の革巻き。
[主な流通時期は89年前期]
前期型からの特徴:立体的な造形の新規格ウッドパネルを装備。
:エアコンコンデンサーの容量アップに伴うサブコンデンサーの廃止。
[主な流通時期は89年後期から90年前期]
:ステアリングがビトルボ以来の紫茶色としか表現のしようのない色の革巻き。
後期型からの特徴:前後のバンパーの造形が大幅に変更。フロントバンパー下部にはフォグランプ
が埋め込まれているのが特徴。リアバンパーはエキゾーストサイレンサー部を
覆うような形状(メッキのエキゾースト先端部だけが顔を覗かせる)。
:センターコンソールパネル部が従来の樹脂製からウッドに変更(一部従来型有)。
:ステアリングがビトルボ以来の革巻きからウッドに変更(センターパッドに2種
あり、紫茶色としか表現のしようのない色でステッチの入っていないビトルボ
時代の革巻きステアリングのパッド部のみを流用したものと、黒色でステッチ
の入ったものを確認)。
:トランクのマセラテイロゴエンブレムの造形が立体的なものに変更。
:特に後半のもののホイールの供給メーカーがOZ(オーゼット)になっている。
:黒幌装備車の一部に黄金色ステッチ(縫い糸)のものがある。
[主な流通時期は90年後期から95年前期]
最終型固有の特徴:222SR同様のプロジェクターランプとボンネットスポイラーを装備。
:222 4V同様のスポーク型16インチホイールを装備。
:ウッドステアリングの握りが若干太いものに変更。
[主な流通時期は95年後期]
幌はもちろん(泣)非電動式!(しかも痛めずにたたむのはそうとうな根性を要しますが)ソコが粋!
きれいにたためた時のカッチョ良さといったら・・・ちょっと比べるものはないと思いますヨ。
服装なんか変にキメずにさりげなくのって戴きたい、伊達なマシーン(死語)です。