Last update:2010.05.10
スパイダーザガートには、製造年代により以下の様な細かい仕様違いがあります。しかし、型式はすべて同じです。また前述したように製造年と国内の年式は 必ずしも一致していないので注意を要します。尚、下記の分類は当社の経験則に基づくものであり、まだ細かいことを言えばキリがないのですが、本ページの趣旨に沿って、 見た目でわかる違いを中心にまとめてあります。又、まだまだ不備はあるかもわかりませんが、責任は持てません(笑)。これはおかしいんじゃないかといったご指摘はメールにてお願い致します。 真面目なご意見は調査の上、本ページ更新時の参考にさせて頂きます。宜しくお願い申し上げます。
初期型固有の特徴:ビトルボ時代の平板なウッドパネルがなぜか付いている。
:エアコンコンデンサーの容量不足を補うサブコンデンサーを装備。
(フロントバンパー裏を覗くとすぐに判別できます)
:ステアリングがビトルボ以来の紫茶色としか表現のしようのない色の革巻き。
[主な流通時期は89年前期]
前期型からの特徴:立体的な造形の新規格ウッドパネルを装備。
:エアコンコンデンサーの容量アップに伴うサブコンデンサーの廃止。
[主な流通時期は89年後期から90年前期]
:ステアリングがビトルボ以来の紫茶色としか表現のしようのない色の革巻き。
後期型からの特徴:前後のバンパーの造形が大幅に変更。フロントバンパー下部にはフォグランプ
が埋め込まれているのが特徴。リアバンパーはエキゾーストサイレンサー部を
覆うような形状(メッキのエキゾースト先端部だけが顔を覗かせる)。
:センターコンソールパネル部が従来の樹脂製からウッドに変更(一部従来型有)。
:ステアリングがビトルボ以来の革巻きからウッドに変更(センターパッドに2種
あり、紫茶色としか表現のしようのない色でステッチの入っていないビトルボ
時代の革巻きステアリングのパッド部のみを流用したものと、黒色でステッチ
の入ったものを確認)。
:トランクのマセラテイロゴエンブレムの造形が立体的なものに変更。
:特に後半のもののホイールの供給メーカーがOZ(オーゼット)になっている。
:黒幌装備車の一部に黄金色ステッチ(縫い糸)のものがある。
[主な流通時期は90年後期から95年前期]
最終型固有の特徴:222SR同様のプロジェクターランプとボンネットスポイラーを装備。
:222 4V同様のスポーク型16インチホイールを装備。
:ウッドステアリングの握りが若干太いものに変更。
[主な流通時期は95年後期]
幌はもちろん(泣)非電動式!(しかも痛めずにたたむのはそうとうな根性を要しますが)ソコが粋!
きれいにたためた時のカッチョ良さといったら・・・ちょっと比べるものはないと思いますヨ。
服装なんか変にキメずにさりげなくのって戴きたい、伊達なマシーン(死語)です。
主要諸元
・ボディ形状:2ドアコンバーチブル
・全長/全幅/全高:4045mm/1715mm/1340mm
・ホイールベース:2400mm
・トレッド(F/R):1455mm/1460mm
・車輌重量:1290kg(4AT) 1250kg(5MT)
・乗車定員:2人
・エンジン形式:水冷90度V型6気筒SOHC3バルブ インタークーラー付ツインターボ
・ボア×ストローク:φ94.0mm×67.0mm
・総排気量:2790cc ・圧縮比:7.4:1
・最高出力:225PS/5500rpm(DIN)
・最大トルク:37.0kgm/3500rpm(DIN)
・燃料供給:電子制御燃料噴射
・点火装置:フルトランジスタ
・燃料タンク容量:80L
・燃料種類:無鉛ハイオクガソリン
・トランスミッション形式:4段オートマティックトランスミッションor5段マニュアルトランスミッション
・ステアリング形式:ラックアンドピニオン パワーアシスト付
・サスペンション形式(フロント):マクファーソンストラット+コイル トーションバースタビライザー
・サスペンション形式(リア):トレーリングアーム+コイル
・ブレーキ(F/R):ベンチレーティッドディスク/ソリッドディスク
・ホイール+タイヤ(フロント):7J×15+205/50VR15
・ホイール+タイヤ(リア):7J×15+225/50VR15
・・・・・・本スペックは前期型のものです。
標準装備品(日本版カタログ記載による:原文ママ)
・パワーステアリング
・チルトステアリング
・オートマチックエアコンディショナー
・AM・FMラジオ付カセットステレオ
・センタードアロック
・レザーシート
・フロントパワーシート(ドライビングシートのみ)
・フロントパワーウインドー
・フロントアームレスト
・カンパニョーロ製アルミホイール